カリウムを考える

オリジナル肥料にご興味を持っていただいてご来店して下さる方が増えてきております
特に微量元素をよく買っていだだいております
大変嬉しい事です(#^.^#)
そしてネットショップでも注文が入り始めております
まだ試されていない方は是非!!(^^ゞ



今回はカリウムについて書きたいと思います

ネット画像 K 250ml
 オリジナル液肥 『K』 pHの上がらないカリウム単肥


カリウムは肥料コントロールする上で最も大切で最も難しいものだと感じています
カリウムは植物体内で常にイオンの形で存在し、主に浸透圧の調整を担っています
つまり欠乏すると浸透圧が下がり、(養分も含む)水が上手く吸えなくなります
これによるダメージはとても大きいです

生体の餌にはカリウム分は少ないため自然供給だけでは不足しやすいですし、多くの水道水にもあまり含まれていません
なのでどうしても添加の必要性が生じてきます

これは昔から知られており、カリウムの添加はほぼ常識のようになっており、沢山のカリウム肥料が販売されています


しかし、カリウムの一番気を付けなければならないのは過剰障害です
カリウムは様々な栄養元素と拮抗関係にあり、カリウムが多すぎると他の栄養が吸収しずらくなってしまうのです
カルシウム、マグネシウムとカリウムの拮抗関係は有名ですね
でもホウ素、亜鉛なんかも結構影響を受けているのです

そしてたちの悪い事に、カリウムはぜいたく吸収というのがあり、植物が体内に必要以上に蓄えてしまうので、一度カリウム過剰になると、回復させるのに長い期間がかかってしまうのです


カリウム過剰の有名な症状に成長点の萎縮があります
これは主にカルシウムの欠乏症状と言われていますが、ホウ素欠乏によるものもあるのではと疑っています

カリウム液肥を辞めたら萎縮が治ったという記事もよく目にしますが、カリウム過剰によって水草が上手く育たないという方がとても多いのではないのでしょうか
それもそのはず。
市販のカリウム肥料、特に炭酸カリウム系の肥料の規定量は異常に多すぎです
あれを毎日規定量入れていたら大抵の水草は弱ってしまします
かく言う自分も昔は信じて入れてしまっていました^^;
おまけに炭酸カリウムはpHを上げてしまう、しかも急変させてしまうためよくありません
微量元素系の吸収の為にもpHは6.0~6.5くらいを維持したい所なので、それを邪魔してしまいます
炭酸カリウム系をお使いの方は入れすぎにお気を付け下さい(^_^;)


カリウムはコケの原因にはならないから安心

これは大きな間違い
カリウム過剰によって植物の育成が抑制されるため、直接的ではないものの間接的にコケの発生を促してしまいます


アクアリウムには間違った常識が沢山あります

自分も正しい事を全て知っている訳ではありませんので恐縮ですが‥^_^;

でも1つ1つ検証し、正して行けたらいいなと思っております




前置きが長くなってしましましたが、当店のカリウム肥料は
K
NPK①
NPK②

の3種類です
どれも炭酸カリウムは不使用でphを上げる事はありません

そしてカリウム濃度も他社の製品と比べてだいぶ低く設定してあります


ぜひお試ししていただきたいです(#^.^#)





水草の肥料ってとっても難しいのです
地上で土で育てるのよりも何倍もシビアなコントロールを必要とされます

沢山の方に水草を楽しんでいただきたいので、より簡単に水草を育てる方法をずっと模索していますが、肥料に関してはどうしてもお客様個々に考えていただき使い方を工夫してもらう必要が出てしまうと思います

水草の種類・量、底床材、原水、生体量などなど、実に様々な要因によって肥料も調節する必要が出てしまうからです


なので自分はお客様の状況をお聞きし、共に考えながら最適なやり方を一緒に追い求めて行きたいと思っています
自分もまだまだ非力です
なので沢山の方と話し合う事によってい自分も勉強させていただきたいのです

ぜひ沢山の方のご相談お待ちしてます!



次は6/14(日)直売日です
来店お待ちしております(*^^)v


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チッソとリンを考える (オリジナル液肥NPKシリーズ)

前回は微量元素についてでしたが、今回はチッソ・リン・カリウムについて書きたいともいます

20150604 174728
 左から『K』『NPK①』『NPK②』


植物が沢山必要とする多量元素。その中でも必要量の多いのが三大栄養素と言われるチッソ・リン・カリウム(N・P・K)です
ここを押さえておかないと水草は殆ど育ちません

1、アクアリウムにおいて、チッソとリンは魚やエビなどの生体の排泄物により沢山供給される
2、チッソとリンは蓄積しやすく、コケの原因になるので添加はせず換水などで極力排除する
3、カリウムは供給されにくいので添加する必要がある

これが一般的な認識として定着しているところだと思います
3は正しいと言えますが、1と2は正しいとは言えません

チッソとリンは確かに生体から供給されますが、水草がある程度生い茂っている水槽内では、かなりの生体数が居ない限り欠乏する可能性が高いと自分は認識しています。(これもまた魚の種類や大きさ、餌の種類にもよって異なります)

大学時代に卒論でアクアポニックについて研究していた時、熱帯魚の餌の成分も計測していたのですが、餌由来のみの肥料分だけでまかなおうとするとトンデモナイ量の餌が必要だという事が分かりました

実際の所、底床や水道水などによる供給もあるため一概には言えませんが、レイアウト水槽や水草メインの水槽ではチッソとリンが不足する事はよくあることだと思います

そしてポイントは、餌にはチッソは沢山含まれるが、リンは比較的少ないという事。
実験でもチッソよりリンの方が早く枯渇する事が分かりました

そして最も大事な所
硝酸(チッソ)は水中にイオンとして蓄積しやすいですが、リンは鉄やカルシウムなどの陽イオンと結合して沈殿しやすく、土壌粒子に強固に吸着されやすいため、植物が吸収しにくくなりやすい
と言う事です

鉄をはじめとした微量元素を添加するとリンと反応しやすいので、微量元素と合わせて毎日少量添加する事が大切だと思っております


リンって実は水草水槽ではかなり低濃度になりやすい元素なのです
黒ヒゲのコケがあるからリンが沢山あるっていう認識はほぼ間違いだと自分は思っております
藍藻の原因がリン過剰、っていうのも正しくは無いのではと疑っています
両者とも、リンを添加する事によって逆に根絶出来た経験もあります
コケについて考える時、大事なのはチッソが多いとかリンが多いとかではなく、おそらく別にあるんじゃないのかなぁ‥


まとめますと、水草育成においてリンは積極的に添加した方が良いというのが自分の現在の認識であります
リンを積極的に添加するようになってから当店の水草生産性は大きく向上しました
是非ともリンについて考えなおしてみてほしいです^^;


オリジナル液肥のNPK①とNPK②にはチッソ・リン・カリウム+Subが毎日添加に適した濃度で混合されています
チッソは極少量、リンは少量、カリウムは市販のカリウム液肥よりだいぶ少ない量が入っています

※よく市販されているカリウム液肥は記載されてる量添加するとカリウム過剰に非常になり易いので注意が必要です

NPK②は①よりチッソとリンがそれぞれ2倍量でカリウムは同量です
これによりカリウム過剰を防ぎながらチッソとリンを強化出来ます





ついつい長くなってしまう‥

カリウムもとーっても大事(肥料で一番大事かもしれない)でちゃんと書きたいので次回にしようと思います



ご報告ですが、かなり未完成な状態ではありますがネットショップを開店いたしました
http://masuokafarm.com/
今現在オリジナル液肥のみの取り扱いで商品画像も無い状態です(;>_<;)
購入は出来ますのでご興味ある方はぜひご利用下さい
随時サイト構築を頑張りますのでどうかお待ち下さいませorz


次は6/7(日)直売日です
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液肥のご紹介 『微量元素』

前回に引き続き液肥のご紹介です

まずは『微量元素』です

2015-05-28 171711

当店の『微量元素』は他社のどの肥料とも成分比が違うと思います

今まで濃度を様々に変えながら探り探り適正値を追い求めて来ました
植物の必要量バランス・植物体内での移動速度・元素同士の水中での反応・水道水の成分・ソイルによるイオン吸着などなど、出来る限りのデータを集めて仮説を立てては実験の繰り返し。

未だにゴールに到達したとは到底思えませんが、現段階での最良の答えを詰め込んで商品化しました
ゴール(最適な肥料分量)なんて恐らく誰にも分からない世界だとは思いますが、自分の一生をかけて少しでも近づいて行けたらと思っております


2015-05-27 130045
 ほぼ液肥のみで育ったグロッソスティグマ(水中葉)



微量元素は鉄・マンガン・ホウ素・亜鉛・銅・モリブデンを含んでおります

元素ごとに働きや欠乏症状・過剰症状などを記述したい所ですが、だらだら長くなってしまうので割愛させていただきます(~_~;)


微量元素は必要量がとても少ないですが、健全な生育には非常に重要です
特にそのバランスが大切

水道水にも含まれますが、成分を調べてみると量はバラバラで非常にバランスが悪いです
これも地域差がある所でありますが、基本的に足りない元素が多く、換水だけでは補えない為に添加が必要です

もちろんソイルや底床肥料にも含まれておりますが、それだけでは理想的な濃度バランスにする事は難しいと思います
気持ちちょっと多めでバランスを取る位が良いんじゃないでしょうか

よく水草には鉄が大事と鉄のみの肥料を添加される方がいらっしゃるかと思いますが、これも扱いは非常に難しいと思います
鉄の過剰障害(リン・カルシウム・マンガン・亜鉛・銅などの吸収阻害)もありますのでお気をつけてご使用下さい^^;


そして最後に大切なのがその量です
いくら微量元素のバランスが良くてもチッソ・リン・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどと比較して量が足りなければ欠乏症状が出てしまいます(拮抗作用)
この5つの水槽中の濃度は特に気にしながら育てていただきたい所です
個人的にはカルシウム・マグネシウム、つまり硬度を基準にするのが効果的なのではと思っています(つまり硬度が高い所はその分微量元素も多めに入れる必要あり)

分かりにくくてすみません‥orz


とにかくお伝えしたい事は、微量元素の液肥は全ての水草水槽に添加していただきたいと言う事。

水草を元気に継続的に育てる上で無くてはならないものだと思います

カリウムの過剰障害でない場合のイジケや生育ストップはたいていの場合微量元素不足だと思います



微量元素を掴んだ上で、次に植物のメインディッシュでありますチッソ・リン・カリウムについて次回書きたいと思います


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増岡ファームオリジナル液肥のご紹介 ~導入編~

本日は当店自慢のオリジナル液肥のご紹介をしたいと思います
自分が5年以上かけて研究し、数々の試行錯誤の末に辿り着いた現段階での最良の肥料です

他の市販の肥料とは一味違った肥料で、高い確率で効果を発揮できる肥料だと思います
是非とも沢山の方に試して戴きたい一品です


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 当店では↑の5種類の液肥を使い分けて全水槽で添加しています




オリジナル肥料をご紹介する前に、肥料についての基本的な事について書きたいと思います
ちょっと息苦しい内容になってしまうかと思いますが、ぜひ読んでいただきたいです^^;



まず植物に必要な元素を上げてみます
N P K Ca Mg Fe Mn B Zn Cu Mo Cl S
チッソ リン カリウム カルシウム マグネシウム 鉄 マンガン ホウ素 亜鉛 銅 モリブデン 塩素 硫黄


基本的にはこの13種類が必須栄養素となり、水草を栽培する際に気を付けなければならないものです

このうちカルシウム・マグネシウム・塩素・硫黄は大部分の地域の水道水には十分な量が含まれていると考えられ、当店では基本的に添加する必要性は低いと考えています

残りの9つですが、
チッソ・リン・カリウム3大栄養素 (特に植物が多量に必要とする栄養素)
鉄・マンガン・ホウ素・亜鉛・銅・モリブデン微量元素 (必要量は多くないが、健康な成育の為に非常に重要な栄養素)
の大きく2つに分けて考えます

②微量元素は水道水含有量ではバランスが悪く、生体の餌にもあまり含まれていないため、全ての水槽で添加する必要があります

使い分けが必要となって来るのが①の三大栄養素です
ここは生体の数や与える餌の量によって大きく変化してきます

基本的に生体用の餌にはチッソとリンは豊富に含まれ、カリウムはあまり含まれていません
なのでカリウムの添加は必須となってきます

生体由来のチッソとリンでまかなえる水槽では、添加する肥料は[カリウム]+[微量元素]で大丈夫です
そしてそれでも足りない場合にはチッソとリンも加える必要があります



2015-05-12 180659
 ポリゴナムsp.ピンク


ここまでは他のサイトでも記載されていてご存知の方もいらっしゃるかと思います

水草の肥料はカリウム+微量元素で十分というのが一般的ですね

しかし、私はカリウム+微量元素では不十分な水槽が沢山あると感じております
特にリンが不足している水槽が実は沢山あるのではと思っています

チッソ・リンはコケの原因となるから添加どころか如何に排除するかを考える方が多いかと思います
それも間違いではありませんが、特にリンが不足していて水草が生育不良を起こし、その結果コケが生えてしまうパターンが多いのではと私は疑っています

自分の今までの研究でリンを測定していて思った事は、リンはなかなか蓄積されない栄養素だということ
特に現在主流となっているソイル系の底床材を使っているとそれは顕著です
ソイルなどの土はリンを吸着する性質があるからです

そして赤系の水草の発色を良くする為にといってよく添加される鉄Feですが、これもリンと結合して不溶化させる一因となっています

生育不良症状を解析してもリン欠乏症状ってよく出てくるのではとも思います

そこで当店ではリンを積極的に添加するようにしています
これに気づいてから当店の水草の生育環境は大きく改善されました


(注)もちろん底床肥料の環境によってまた変わってきます。特に栄養系ソイルの初期や固形肥料の有無や種類によってはリンは十分、又は過剰になる場合もあります



現在5種類の液肥を作成・販売しておりますが、
①三大栄養素を水槽環境別に3パターン用意し、それプラス②微量元素での使用をおススメしています
また、あとひとつSubという商品名で海藻由来の有機液肥もあり、合計5種となります
Subは上記の13種の肥料成分はあまり含まれていないですが、その他の効果を狙っています


今回はここまでにして、今度は5種類の各肥料についてくわしく記事を書いてみようと思います

長くややこしい文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!(^^ゞ

まだまだ増岡ファームの水草育成研究は続きます‥


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水質測定結果を踏まえて液肥を考える(pH NO3 K EC GH KH PO4 PO4-P CO2濃度)


今日残りの水質を時間をかけて測定しました
と言っても、全水槽で全項目(測定可能なpH NO3 K EC GH KH PO4 PO4-P CO2濃度)を測定したわけではありません
リン酸なんかは一回100円以上もするので、全水槽を全項目やってしまうとかなりの費用となってしまうからです

結果を時間の許す限り考察してみます

・調子の悪い水槽はNO3が多い (幅は13~32mg/L)
・調子の悪い水槽はKが多い (幅は2~7mg/L)
・調子の悪い水槽はECが高い (幅は220~300mg/L)
これらは多いから悪いのか悪いから結果として多くなるのか分かりません

NO3は想定以上に高くなっていましたが、液肥としてはほぼ添加しておらず、水道水の上昇につられて上がってきたのだと思います
しかし水草の調子が良ければもっと下がるはずです

Kは今までの実験の中ではかなり低い値にはなっています


・pH、GH、KHの値と調子の上下に関連性は見出せなかった

・PO4が想定よりかなり低かった (幅は0.05~2mg/L)
PO4は毎日添加しているのですが、試薬の検出限界の値が殆どでした
しかし大磯の所では検出されるのです
ソイルのPO4の吸着はかなりありそうですね
つまりソイルと大磯ではPO4の添加量を変えていかないといけないのかもしれません

あと、測定はしていませんが他の元素も考察

・白化がほぼ無くなった
鉄濃度を上げてから白化が無くなったので、鉄の欠乏の可能性はかなり下がりました
ただ過剰になっていないか心配

・ホウ素が過剰かもしれない
・亜鉛が欠乏又は過剰かもしれない
・銅が欠乏かもしれない
・モリブデンが欠乏かもしれない

この辺の所は言及すると非常に長くなってしまうので今日は割愛させていただきます^^;


不具合があって写真アップ出来ませんでした(>_<)

バイト行ってきます^^;


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